【卒業生インタビュー】安曇野でアウトドアショップ《YAU》をオープン!斎藤孝平さん

山暮らしkikori塾2022では、自然に寄り添った暮らしに興味がある6人の方々が関東や関西から参加してくれました。

その中の一人、神奈川県から参加してくれていた斎藤孝平さん(以下コウヘイさん)が安曇野でアウトドアショップをオープンしたので、開店日にお邪魔して想いを聞いてきました。

安曇野の山麓線を北上していった森の中に、YAUはありました。

焼杉の外壁と大きな窓が、自然に溶け込みながらも洗練されたたたずまいを醸し出しています。

オープン日ということもあってか、お客さんが絶えず来店していました。

コンパクトな店内にはキャンプ用品を中心に、たくさんの目を引く商品が並べられていました。

カウンターの上の中二階にはちょっとした休憩スペースも。kikori塾の塾長が代表を務める盛木材の板がテーブルとして使われています。

その場でコーヒー豆を購入すると、自分でドリップして淹れて飲めるとのことで、早速購入してミルやカップを貸してもらいました。せっかくなので雨が上がったばかりの外のウッドデッキでいただきます。

キャンプや登山にぴったりな「まめさんコーヒー」のコーヒー豆は、2杯分で250円。青芳製作所のミルは手触りもよくゴリゴリと気持ちよく豆が挽けました。販売もしているので、気に入ったら購入もできます。

新鮮さを保つために真空包装しているだけあり、コーヒーは炒りたての深い風味があります。
YAUの森の中でいただくと、キャンプした翌朝の澄んだ空気の中で飲んでいるような贅沢さがありました。

屋号に込めた想い

ショップの名前は「YAU(ヤウ)」。「Yet Another Utility」=「もうひとつの役に立つもの」という意味が込められています。アウトドア用品だけれど、日常生活で使えたり、自然環境の保護に寄与したりなど、キャンプで使うだけに留まらないプラスアルファの意味がある商品を扱いたい。そんな思いでつけたそうです。

「野に生きる」と書く「野生」をデザインしたロゴが

「意味のあるもの」をなるべく扱いたいと思っているということで、職人の人が一つずつ想いを持って手作りしいる商品や、木と触れ合える商品など、こだわりの商品が並べられていました。

お店をはじめた理由

もともと小さいころから家族でキャンプをしていたというコウヘイさん。

大人になって都内で会社員として働き始めてもその熱は冷めず、週末になるとよく仲間でキャンプをしていたそう。具体的なイメージはなかったものの、いつかお店をやりたいと思っていました。

コウヘイさん。副店長だそう。

共同経営者の大里信彦さん(以下ノブさん)も、都内の会社で働き、営業や事務、人事総務などを経験してきました。もともと大学ではプロダクトデザインを学んでいたこともあり、いつかデザインをやりたいというのをぼんやりと考えていたそうです。

数年前にコウヘイさんに出会い意気投合。店をつくり、オリジナルのアウトドアプロダクトをつくるというのがノブさんの夢にもなりました。

ノブさん。店長さん

アウトドア用品店を開業すると決めたふたりは、山梨なども含めて場所探しをはじめ、最終的に長野の安曇野で木が生い茂るこの土地を見つけることができました。

山麓線沿いで車通りはありながらも、水路には小川のように清流が流れ、木立に囲まれていて森の中にいるような落ち着きがあります。駐車場や外構、センスのある店内など、随所にこだわりが感じられますが、費用を削減するために店内の塗装や敷地から出てきた石を使った石積みの外構づくりなど、できることはすべて自分たちでやったそうです。kikori塾で習ったチェーンソーの扱い方が、伐採した木の玉切りなどにも役立ちました。

また、建物の完成と引っ越しのタイミングの間で家がない時期があり、店舗完成まで27日間ほどテント生活をしていたことも。そういわれるとコウヘイさんはkikori塾最終回よりも少し痩せてシュッとしていました。

ぜひともたんまり儲けて太って欲しいですね!

by 盛テン

これからに向けて

オープン前には森や自然を知るためにコウヘイさんは山暮らしkikori塾へ、ノブさんは伊那市のforest collegeに参加しました。

商品を販売するだけではなく、木や自然と触れ合えるワークショップも積極的におこなう「遊んで学べる森の中のアウトドア用品店」というコンセプトに固まっていったのは、このkikori塾やforest collegeでの経験を通してだそう。

今後は週末を中心にワークショップを開催予定で、7月には伊那市高遠のソーセージ屋「ブッチャー」を講師に招いて、手作りソーセージのワークショップをするそうです。できたてソーセージをその場で焚火であぶって食べるなんて、とっても美味しそうですね。

kikori塾でブッチャーのソーセージ弁当をほおばるコウヘイさん

モノを買うだけの場所ではなく、自然の入口になるような存在に。ふたりの自然と人に対する想いが詰まったこの場所から、そんな未来が感じられました。

今後のワークショップの予定はinstagram/WEBサイトで発信していくそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

遊んで学べる森の中のアウトドア用品店
[ YAU ] Azumino Outdoor Gear & Equipment

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==== ギャラリー ====

photo by 相澤純也